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覚書き

小林陽太のブログ

赦しについて、そして本能。

 昨年、「恨みについて」という記事を書いた。

 甘えと恨みについての見解については前回の記事通りなのであるが、その記事の最後に述べた「赦し」について、そして生きるための根本原理である「本能」について今回は述べてゆく。(但し精妙な洞察に始終しているわけではない。)
 尚、赦しについては、こちらの記事を参照してみるのもいいのではないか。また辞書等で調べていただければ幸いである。

 

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 つまりは「赦し」とは、“祭政的視点を持ってして罪Guiltyや恥Shameを恩赦するような態度”といえるのではないだろうか。いわばそれは“本能を客観的に肯定する態度”あるいは“生きる態度”なのではなく“生かす態度”といって差し支えないのかも知れない。
 そして、裏を返すならば「本能」とは、“赦し(恩赦)を主体的に否定する態度(裏切り)”ともいえなくは無い。これ即ち、赦しと本能とは裏映しの関係であり、色で例えるならばそれは紫と紅、あるいは極端にいえば白と黒の関係に近しい。

 

恩赦 - Wikipedia

 

※追記1:いや、白と黒というより、“天と地”と言った方がよりよいだろう。『天に私覆なく、地に私載なく、日月私照なし』(孔子)という意味で。

※追記2:上述の洞察は結構間違っていたので、後日訂正版の記事を投稿したいと思う。→言語ではこれ以上表現できないので、改訂版は投稿できないととりあえず結論しておく。

※追記3:上述の下線部の訂正である。以下。

 

「赦しと本能」とは、“祭政的視点を持ってして罪Guiltyや恥Shameを恩赦するような態度”といえるのではないだろうか。いわばそれは“不安Anxietyや恐怖Fearを客観的に肯定する態度”あるいは“生きる態度”なのではなく“生かす態度”といって差し支えないのかも知れない。
 そして、裏を返すならばつまり恐怖Fearとは、その祭政に対する裏切りBetrayalともいえなくは無い。これ即ち、赦しと本能に対する裏映しの関係であり、色で例えるならばそれは紫と紅、あるいは極端にいえば金と黒の関係に近しい。

 だが然し、その裏切りBetrayalを改善や受容しながらも、為し続けるDoing for the Bestその姿勢こそが、研究性Researchability創造性Creativityに繋がってゆくことは間違いないと思われる。

 

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 ところで、L'Arc〜en〜Cielという現在では世界的に有名となった日本のバンドが存在しているが、彼らには90年代後半に3枚連続リリースをしたSingleが存在する。『HONEY』と『花葬』、そして『浸食』という名のSingleだ。『浸食』に関してはMaxi Singleということで、これだけ異色扱いであったのだが、この曲はL'Arcの中でも複雑な変拍子で進行する、一際マニアックでダークな曲である。

 


L'Arc~en~Ciel 浸食~lose control~ live


 この曲中にて、“I died then my instinct was born.”という歌詞の羅列が最後に登場するのだが、これを訳すと、

 

I died then my instinct was born.(私が死んで私の本能が生じた)

 

となり、つまりこの「私」こそがいわば「赦し」であり、これが死んだ際に生じたのが「本能」に相当するとここでは仮定してみると、この文を裏返してみて本能(instinct)を“己”として命名し主体化させて、赦し(※ここでは敢えて“it”)とすると次のように書き換えられる。

 

“I lived then it was killed.”(己が生きてそれは殺された)

 

あるいは、

 

“I lived then it was lifeless.”(己が生きてそれは無となった)

 

などと言って差し支えないのではないか。
ここで、敢えて“私”と私ならざる“己”という対立を作らなくてはならなかったかというと、己とは私の否定にて生じる“事”であると同時にしかし、私にとって己とは私の一部でもあるという肯定すべき“事”なのである。

 

数学的命題で言うならば、

 

“私”→“己”(私は己の十分条件/己は私の必要条件)

 

と言える。

 

※追記3:この洞察は論理的には間違っていない。完全に男性視点なので、半分欠けている。

 

 以上、ここまでは論理的、即ち純男性視点的解釈である。

 

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《・・・ここで、場面が変わる。時は夜、所は不明、月は下弦》

 

 ガラガラッ。スーッ・・・。
・・・和室の襖を開けて、アタシがやって来る。粗末な電灯の下に父上が書いたラヴノート。
それを手にとって、パラパラとめくってみる。

「・・・で? これは男性視点なのだし、アタシには父上のお仕事なんかには興味が無いわ」

プリンになった“金髪”を鏡台の前で梳きながら、“若紫だった頃”が懐かしいねぇ、なんて想いを馳せる。
トルコ石の埋め込まれた大きなピアス。ブロンドの腕輪。アイツが微笑んでいる待ち受け。
そして突然、雷鳴のように手元の携帯が鳴る。

「・・・、お疲れー。(やっと)終わった?」
「あぁ、(やっと)始まった」

そう、アタシが欲しいのは、“私”なの!!

 

※旧き戦友に感謝申し奉る。“完全にフィクション”である。

 

 


月の光

 

 

付録【Voice Message】

https://drive.google.com/open?id=0B4ej7Z7T-B0ESnNiSHNkVDlxQ1E

※別の場で配信しているものですが、今回の記事と繋がっているので、特別にこちらでも配信。

配信テーマは「人間学」について。(約20分)

漫画『ベルセルク』、映画『LEON』、映画『HANABI』などの話も出てきます。

 


AJICO - 金の泥